ロゴマークの基礎知識や作る目的について

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街でよく見かけるロゴマーク。様々な種類があり、印象的なデザインのものも多いです。ロゴマークは企業や商品のシンボル的な存在で、世の中に存在を知らしめるためにも必要なものです。

ロゴマークがあるだけで親近感を持つことが出来たり、高い宣伝効果を狙えたりと良いことずくめです。

そこでロゴマークの基礎知識や目的、作り方などについて詳しく解説します。

→ロゴマークの歴史や作り方、五角形が持つ意味について

ロゴマークとは?

ロゴマークは会社名や団体名、商品名などをかたどって、図案化したものを指します。ロゴマークの他にシンボルマーク、ロゴタイプと呼ばれることもあります。ブランドイメージをより印象づける目的で作られることが多く、個性的なロゴマークも沢山誕生しています。

ロゴマークのロゴの語源はギリシャ語のロゴデュポスから来ていると言われていて、言葉という意味が含まれています。その言葉に英語の印を意味するマークを加えることで「言葉を表現した印」となっているのです。ロゴマークという言葉は海外にはなく、ギリシャ語と英語が合わさった和製英語ということになります。

どんな目的で作られるのか

ロゴマークを作る目的の一つに、企業や商品の認知度を上げることがあります。ロゴマークを作ることで人の記憶に残りやすくなり、存在感をアピール出来るようになります。社名や商品名だけを教えて貰ってもすぐに忘れてしまうことがありますが、ロゴを加えることで自然と覚えておいて貰えます。

ロゴを見ればあの会社だ、あの商品だと思い出して貰えるのです。さらに企業や商品の特徴をうまくデザインしたロゴなら、幅広い年代の人に覚えて貰うきっかけにもなります。会社や商品のイメージを形成するのも、ロゴを作る目的の一つです。

ロゴマークは会社や商品の顔とも言える存在で、その企業や商品のイメージ形成を担っています。ロゴマーク一つでイメージが変わり、良い印象も悪い印象も植え付けられるのです。ロゴを覚えて貰って一度信頼して貰えれば、売り上げにも良い影響を与えます。

このロゴがある企業なら大丈夫、この商品なら安心して使えるなど良いイメージを持って貰いやすくなるのです。手に取る人たちが増えれば自然と売り上げもアップする仕組みです。ロゴマークの作成には、社内に向けたアピールの意味も含まれています。

ロゴマークには企業の理念や方針、目的などが加えられることが多く、その会社や商品に対する思いが込められています。ロゴでこれらを表現することで社員などと目的を共有することができ、スタッフのモチベーションアップにもなるのです。

社員の意識を向上させて、結束力を高める役割をしてくれるのがロゴマークです。

ロゴマークの種類

ロゴマークには3つの種類があります。

それぞれに役割があり、目的に合わせて使い分けることが大事です。3つの種類として挙げられるのは、シンボルマークとシンボルロゴタイプ、社名ロゴタイプです。シンボルマークは企業やブランドの事業内容や社風、理念やミッションなどを取り入れたものになります。

会社の歴史なども加えるパターンもあり、まさしく企業やブランドの象徴となります。名刺やパンフレット、ホームページや封筒など様々なアイテムに使われるのも特徴的です。シンボルロゴマークは会社名やブランド名をロゴにしたもので、文字をデザインしてロゴとして使用しています。

すぐに会社名やブランド名が分かるものが多く、簡潔なデザインが主流です。社名ロゴマークはシンボルマークとシンボルロゴタイプが合わさったもので、イラストと文字が一緒にデザインされています。イラストに文字を合わせることでより分かりやすいロゴになり、存在感を引き出せるのがメリットです。

色味を考えて作ることが重要

ロゴマークのデザインはもちろん大切ですが、色味にこだわることも欠かせません。ロゴマークに使う色によって印象が変わり、人に与えるインパクトも違ってきます。より自分たちの会社や商品をアピール出来るようにするためにも、色にこだわって作りましょう。

似たような企業や商品がある場合は、他社と被らないようにすることも重要です。相手にインパクトを与えたい、リーダーシップを強調したいときには赤色です。情熱的で積極的なイメージが強い赤は、他の色と比べてもインパクトが強くなります。

一目で覚えて貰いたい、勝負どころに強くなりたいときには赤色をチョイスします。ソフトなイメージにしたい、優しさをアピールしたいときにはピンクです。華やかで柔らかさのあるピンクは人に癒やしを与えて、優しい気持ちになります。

カリスマ性をアピールしたい、芸術的なロゴにしたいときには紫がぴったりです。高貴なイメージのある紫はロゴマークに使うことで一気に気品が出て、高級感のあるデザインになるのが良いところです。神秘的なイメージもあるので、オリジナリティーを出したいときにも向いています。

クールでスタイリッシュ、万人受けするカラーを求めているときには青色です。爽やかでクールなイメージがあり、清潔感もあります。多くの人たちに支持されたいときにはブルーを採用しましょう。

ロゴマークを作るときの手順

ロゴマークを作成するときには、必ずターゲットを明らかにしておきましょう。誰に向けてロゴマークを発信したいのか、どんな人に覚えて貰いたいのかを考えます。ターゲットを明確にすることが出来れば方向性がハッキリして、デザインも作りやすくなります。

どのくらいの年齢層に覚えて貰いたいのか、どんなことをしている人をターゲットにしたいのか具体的に決めましょう。ターゲットが決まったら、手書きで軽くスケッチをします。パソコンなどは使わず、紙とペンでスケッチするようにします。

どんなデザインでも構わないので、どんどんスケッチしていきましょう。なんとなく描いたものからインスピレーションが生まれたり、良いアイデアに繋がることもあるので色々試してみることがポイントです。スケッチでなんとなくデザインが決まったらパソコンで本格的にロゴマークを作成して、仕上げていきます。

色々なところでロゴマークを使う

会社や商品のイメージをアピールしたい、名前を覚えて貰いたいなどの目的を達成するためにも色々な場所でロゴマークを使うようにしましょう。人の目に触れる機会が増えれば増えるほどロゴマークを覚えて貰うきっかけになり、多くの人に覚えて貰えるようになります。

何度も見る機会が出来れば自然と親近感も沸き起こり、ロゴマークを通して企業や商品のことを好きになって貰えるかもしれません。