ロゴマークはバランスを考えて作成すること

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バランスを考えずにロゴマークを作ってしまうと、見た目の印象が悪くなってしまう可能性があります。

また見た目の印象だけではなく、使う場面を考えてロゴマークのバランスを決めることが大切です。企業の顔となるロゴマークで良い印象を持ってもらうために、バランスで気をつけるべきポイントを把握しましょう。

状況別に考えていくこともポイントの1つです。

→ロゴマークの歴史や作り方、五角形が持つ意味について

ロゴマークの印象が悪い原因はバランス

ロゴマークを見たときに、何となく悪いイメージを持ってしまった経験はありませんか。印象が悪い原因の1つが、ロゴマークにおけるバランスの悪さです。バランスが悪いロゴマークは、人々の印象に残りにくく、さらにマイナスのイメージを持たれるリスクがあります。

こだわって作ったものでも、マイナスのイメージを持たれたら意味がありません。少しでも良いイメージを持ってもらうために、バランスの良いロゴマークを作るうえでどのような点に注意したらいいのか考えていきましょう。

詰め込みすぎはわかりにくい

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ロゴマークを作るときに注意が必要な点の1つが、あれもこれもと詰め込まないことです。消費者にアピールしたいことが多いと、模様や文字など、色々な要素を詰め込みたいと考えてしまう方も多くいます。しかしロゴマークというのは、一目見てどのようなものか伝わることが大切です。

1つのマークに詰め込んでいる情報が多いと、人々の印象に残りにくくなります。そこで情報を詰め込むのではなく、バランスを考えて必要最低限の要素だけ取り入れるようにしましょう。


色が多いと見にくくなる

人々の印象に残るロゴマークを作るために、1つのロゴマークに多くの色を取り入れる方もいます。しかし1つのロゴマークに詰め込まれた色の数が多いと、ごちゃごちゃした印象を与えやすくなります。人々の印象に残っているロゴマークの中には、背景色ともう1つの色のみで構成されているものも多く見られます。

色の多さと良いロゴマークは関係ないので、バランスを考えながら最適な色使いができるようにしましょう。また色の持つイメージを考慮して、取り入れるカラーを決めることが大切です。

グラデーションの取り入れ方に注意

おしゃれなロゴマークにしたいと考えている場合、グラデーションを取り入れるケースも見られます。しかしグラデーションの取り入れ方が悪いと、印象も悪くなってしまうリスクがあるので注意しましょう。グラデーションを取り入れたい場合には、色を変化させる場所と同系色で少しずつ色を変えるのか、異なる色を使うのかなどの点を考える必要があります。

使う場面や印刷したときの影響を考慮しながら、グラデーションのバランスを検討することが大切です。

文字の大きさを考えよう

ロゴマークに文字情報も取り入れたいと考えている方も多くいます。実際に文字を取り入れたい場合には、文字の大きさのバランスに注意する必要があります。特に記号と文字を組み合わせる場合、文字が小さくなって読みにくくなるケースも見られます。

企業名などをロゴマークの中に入れても、文字が読めなければ意味がありません。全体のバランスを考えながら、どのくらいの文字の大きさなら読みやすいか検討することが大切です。

文字は字体や色で印象が変わる

ロゴマークに文字を取り入れる場合、文字の大きさと合わせて字体や色について考えましょう。同じ文字の大きさでも、字体によって見た人の印象が変わります。力強さや親近感など、字体ごとにどのようなイメージがあるのか調べて、ロゴマークにどのような印象を持ってほしいかという視点から字体を決めます。

また読みやすさを重視するなら、黄色などは避けて文字は黒系統の色にすることが大切です。見やすさを重視して、バランスの良いロゴマークを作ることが大切です。

印刷したときのバランスを考える

ロゴマークというのは、名刺などに印刷されて使われることもあれば、紙の封筒に印刷して使うこともあるでしょう。

さまざまな紙媒体に印刷されて使われる可能性があるものなので、ロゴマーク作成では印刷した時のバランスを考えることが大切です。名刺にロゴマークを印刷して使う場合、サイズは縦横1cmなど小さめです。

小さめの印刷になったとき、文字や模様などがつぶれてしまうバランスの悪いデザインだと印象が悪くなります。小さいサイズでも見にくくならずに、伝わりやすいロゴマークを意識しましょう。

看板としてロゴマークを使いたい場合

ロゴマークは紙媒体に印刷するだけではなく、屋外の看板などで使いたいという場合もあるでしょう。そのような場合は、屋外の看板に設置したときに、バランスの良いデザインとなるように注意が必要です。屋外に設置するロゴマークは、日の光に反射して見にくくなるデザインは避けましょう。

また遠くから見たときに、どこのロゴマークか一目でわかるようなものにすることが大切です。

ターゲット層を考えること

ロゴマークを作る前に、ターゲット層を決めておくことが大切です。全年齢を対象としている場合もあれば、若い世代の女性をメインのターゲット層としているケースも見られます。ターゲット層が異なれば、ロゴマークに適したデザインにも違いが生まれます。

バランスを考えるうえでもターゲット層の設定は大切な要素なので、具体的なロゴマークを考え始める前に、ターゲット層を決めることが大切です。そしてターゲット層と合わせて、どのようなイメージを持ってほしいロゴマークか決めましょう。

デザインや色のバランスでイメージが大きく異なるからこそ、どのような印象を持ってほしいか決めたうえで具体的なロゴマークを考えていく必要があります。

長く愛されるデザインにしよう

ロゴマークは一時的に使用するのではなく、長く使われるケースが多くなっています。そのため今の流行だけを考えてデザインを決めるのではなく、長く愛されるということを意識してデザインを考えていくことが大切です。

そして長く愛されるロゴマークを決めるためには、バランスを考えていくことが欠かせません。全体のバランスを考慮しながら、時代に流されず長く使えるロゴマークを決めましょう。さまざまな視点から考えていくことで、より良いものを作成しやすくなります。

さまざまな視点からバランスを考えること

ロゴマーク1つで、企業の印象が良くも悪くも変化することがあります。少しでも良い印象を持ってもらうために、バランスを考えてロゴマークを作成するようにしましょう。実際にバランスを考えるときには、1つの視点ではなく複数の視点から検討することが大切です。

色や文字の大きさ、使う場面などさまざまな視点からバランスを考えることで、より良いロゴマークを作りやすくなります。